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Murase's World > お散歩ママさんイリスに出会う 5
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| 子供たちと遊びながら身につけよう
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犬に歩くことを教えるのはとても難しいことです。でもお坐りはたいてい誰にでもできますね。お散歩ママさんがイリスにお座りを教えだしたのは彼女が3か月頃でした。ある日ススキの原っぱに子供たち5〜6人を引き連れて出かけました。子供たちとイリスが遊び飽きた頃、彼女は子供たちに向って「オスワリ!」と号令をかけました。子供たちは「いつも号令かけられてるもん!」と思い思いの場所に素早く座りました。そして彼女はイリスのことも、首輪に手をかけお尻を軽く押して座らせました。 この頃イリスはオスワリ、マテ、ヨシでご飯を食べていたので、オスワリという言葉は知っていました。彼女はオスワリと言われると、ゆっくりしかたないというように座っていました。しかし今日ススキが原でお座り遊びをした後は、今までより早く喜んで座るようになりました。 この時もう一つ遊びました。ヨシの合図で子供たちは好きなように走りまわります。マテの号令がかかったら、ただちに止まるゲームです。お散歩ママさんはイリスのリードを持ち、引っ張らないようにして犬と一緒に走り回りました。マテと号令を出した後、イリスのリードを短くして彼女の動きを止めました。イリスは何だか解らなかったのですが、見回すと競い合う相手の腕白小僧たちが全員止まっていたので、すぐにこのゲームを理解しました。そしてリードをつけていなくてもマテと指示を出すと、パタッと止まるようになりました。 大事なことはその後のヨシです。子供たちもイリスも息をひそめてヨシの言葉を待っています。お散歩ママが気迫をこめて大声で「ヨシ!」と号令をかけました。すると待ってましたとばかり、イリスはゴンザレス目がけて飛びかかりました。子供たちは取っ組み合いを始めました。次に「マテ!」と号令をかけると、みごとに全員動きを止めました。パタッと止まった子供たちを見ると、おやおや豚の鼻をしている子、アカンベーをしている子、パンツを脱ぐぞっという素振りをしている子、おそまつくんのイヤミみたいに片足を上げてシェーをしている子、などです。これにはユニークには自信があるお散歩ママさんも想定外の出来事でした。そして子供たちみんなとイリスは、息を凝らして「ヨシ」の大号令を待っているのでした。 |
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